人と本をつなぐ・NPO法人らいぶらいぶ

NPO法人らいぶらいぶとは、相模原市で図書館利用の普及と読書推進のための活動を主に相模原市内で展開している団体である。「らいぶらいぶ」という団体名には「Live(いきいき)」と「Librarian(司書)」という2つの意味が込められている。そんならいぶらいぶとはどのような団体なのか。

筆者(生田)は、もともと読書が好きで将来の道に司書を考えている。自分の将来のためにも図書館運営に携わっている方のお話を聞きたいと思い、代表理事の谷畑理恵さんを訪ねた。

「らいぶらいぶ」とは

ブックチャンスの参加数推移

読書を身近に感じられるようにしたい という目的で2006年に設立された「らいぶらいぶ」。

谷畑さんは、もともと働いていた図書館が民間委託されることになったが、その後も司書として働き続けたいとNPO法人を設立し、活動を始めたそうだ。

活動の柱は主に3つ、「図書館運営事業」「ブックチャンス事業」「その他の非営利事業」だ。設立から10年経った今も、FMさがみ(83.9MHz)でイベント情報やお勧めの本などを紹介するラジオ放送「ブックらいぶ」図書館運営・司書のスキルアップのための研修といった勉強会、さらには相模原市立相模大野図書館※1(相模原市南区相模大野4-4-1)からの業務委託※2などの活動を行っている。

「ブックチャンス」とは、耳慣れない言葉だが参加数は確実に増えており、谷畑さんは取組の成果を感じている。

また、今回は大きな活動の柱である「ブックチャンス」(2016年12月14日、向陽こどもセンターにて開催)の模様もお伝えする。

※1 蔵書数は図書資料299,091冊、視聴覚資料12,028点、録音図書2,036点、新聞39紙、雑誌248誌。
  年間入館者数は延べ645,261人(2015年)
※2 業務の一部を受託している。

ブックチャンスとは

 「ブックチャンス」とは、0~3歳の就園前の乳幼児とその保護者に絵本の魅力や子育て応援のメッセージを伝える「読書啓発+子育て支援」の事業だ。

1年間に約70回、主に平日の午前中に相模原市内の子育てセンター等で開催されている。

今回は雨だったこともあり、親子3組のみの参加だったが、多い時には10組以上の親子が訪れ、リピーターも多い。

開始時刻である11時になると、らいぶらいぶの担当者と読み聞かせボランティアの方1人が本を用意し、読み聞かせが始まった。1冊目は、五味太郎作『まどからのおくりもの』(偕成社)。本に書いてある文章以外にも、「これは誰かな?わにさんかな?」などのように、読み手が子どもたちに語り掛けていたのが印象的だった。

2冊目の読み聞かせはtupera tupera作『さんかくサンタ』(絵本館)。1冊目に続き、クリスマスを控えた時期にぴったりの絵本である。担当の鶴巻恵理さんによると、「季節感を考えて読む本を決めることも多い」という。

参加者の様子

本を読むだけでなくほかの遊びをする子もおり、のんびりとした雰囲気だった。子どもたちが遊んでいる間、親たちは悩みを相談しあったりしていて、子どもだけでなく親にとっても貴重な場として活用されている。

また、参加していた女児の母親に話を聞いてみた。

―ブックチャンスに参加するのは何回目ですか?

予定さえなければ毎回参加している。だからもう数えきれないくらい。

―このようなイベントに参加してよかったことはありますか?

いろいろな人とも会えて、刺激になる。1日にメリハリがつく。

今後の目標

代表理事 谷畑理恵氏

代表理事 谷畑理恵氏

谷畑さんに今後の目標をたずねてみた。「第一に今の活動を継続していくことが目標ですね。また、乳幼児向けのお話し会を図書館で開催するなど、新たな事業も考えています」と話している。

また、らいぶらいぶでは寄付を常時受け付けている。詳しくはらいぶらいぶのホームページを参照。

(取材・文:生田陽梨)

寄附・活動についてのお問合せ

認定NPO法人 らいぶらいぶ
代表理事 谷畑理恵

〒252-0303
神奈川県相模原市南区相模大野3-15-16 NKビル602
TEL:042-741-7130
FAX:042-741-7196
E-Mail:info@live-lib.jp
URL:http://live-lib.jp/

生田陽梨(いくた ひより)プロフィール

2000年生まれ。神奈川県横浜市出身。県内の私立高校1年生。
高校生になり将来について考え始めたものの、いい道が定まらない。とりあえずいろいろな大人たちと交流して経験を積もう、ということで2016年より神奈川県の市民レポーターとして活動。