神奈川フィルハーモニー管弦楽団が寄付用オンライン決済サービス導入

今年2月に、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の資金調達を支援するため結成された「がんばれ!神奈フィル応援団」

今年2月に、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の資金調達を支援するため結成された「がんばれ!神奈フィル応援団」

2013年11月末までの公益法人化を目指し、必要資金約5億円を調達中の「神奈川フィルハーモニー管弦楽団」は、15日、個人からの寄付窓口として新たにオンライン決済サービスを導入した。県民に音楽文化を届ける神奈川県唯一のプロ・オーケストラを維持していくため、今年2月に開設された「神奈フィルブルーダル基金」(ブルーダル基金)に積み立てられる。

同楽団は、1970年に発足。通常の演奏会はもちろん、学校の音楽鑑賞教室や病院など施設でのボランティアコンサートなど、地域に根付いた活動を続けてきた。しかし、長引く景気低迷などを受け、常に経営は厳しく、現在約3億円の債務を抱えている。2013年の公益法人化を目指す同楽団は、移行期限の同年11月までに債務を解消したうえで、さらに経営を安定化する額として5億円の調達を設定。演奏会を開いたり、告知をしたりして「ブルーダル基金」をPRし、寄付を県民に訴えてきた。同基金は12月14日現在、計3037万4249円となっている。

今回導入したオンライン決済の仕組みは、9月から準備を進めてきた。目的は主に2点で、寄付方法の選択肢を増やして資金調達の流れを多様にすること、時間もコストもかかる銀行振込より便利な手段を提供して「寄付したい」という市民の意思を取りこぼさないようにすること。

神奈川フィルハーモニー管弦楽団が開催するチャリティコンサート

神奈川フィルハーモニー管弦楽団が開催するチャリティコンサート

同楽団で、資金調達や情報発信を担当する中崎いづみさんは「オンライン決済による寄付は、24時間受付可能なので、思い立ったらすぐアクションに移せます」と利便性を強調する。さらに「ウェブなどを通じた活動報告や広報も充実させ、今後もより一層神奈フィルの価値を県民の皆様に伝えていきたい」と、寄付者と直接つながる情報発信に力を入れていく方針だ。

なお、同楽団は資金調達の一環として、18日13時から、神奈川県庁大会議場(本庁舎3階)で「ブルーダル基金コンサート」を開催する。問い合わせは神奈川フィル・チケットサービスまで。TEL 045(226)5107(平日10:00~18:00)。

▽神奈川フィルハーモニー管弦楽団
http://www.kanaphil.com/