NPO法人「ホタルのふるさと瀬上沢基金」が「横浜・瀬上沢の森を守ろう!寄付者1万人アクション」で寄付者1万人を達成!~12月22日、イベント会場で拍手

 「横浜・瀬上沢の森を守ろう!寄付者1万人アクション」の取り組みを行っているNPO法人ホタルのふるさと瀬上沢基金(横浜市港南区)は、12月22日18時ころ、金沢区のイベント会場で、悲願の寄付者1万人を達成した。集まった人々からは、「おめでとう!」「これからもがんばろう」などの声が聞かれ、会場は拍手に包まれた。

 今、横浜南部に残された瀬上沢(横浜市栄区上郷町)の貴重な自然が、開発で失われようとしている。良好な生物相や文化的遺跡も散在する森を全面保全しようと活動するのがNPO法人ホタルのふるさと瀬上沢基金(横浜市港南区)だ。

 瀬上沢の森とは、横浜市南部・円海山のふもと、横浜市栄区上郷町にあり、住宅化開発の進みきった横浜に残された貴重な緑地。横浜最大のホタルの生息地で、オオタカ、コサギ、カワセミなどの野鳥やトンボなど4500種にも及ぶ昆虫類など多様な生き物が暮らす大切な自然環境。また、縄文遺跡や7~9世紀の古代製鉄遺跡、横穴墓群などが残る貴重な場所でもある。

 2008年に設立した同NPOは、「ナショナルトラスト(注1)で、土地の取得や保全を行い、瀬上沢の大切な自然環境を子どもたちの世代に残していく」ことを目的に、保全活動を続けてきた。「1万人アクション」は、4年前から続けてきた募金活動のこと。

 昨年春、事業者による開発計画案が再浮上、瀬上沢の開発問題が再燃している。開発対象地域の広さは約33haで、開発が行われれば、約11haの緑地が破壊されることになる。事業者からの正式計画の提出は近いうちに予定されており、2013年度中にも開発可否が横浜市によって決定される段階。そのため、同NPOは今年中の寄付者1万人を目指しており、昨年12月より「1口100円寄付」で広く寄付者を募っていた。

 その日、野外会場(パタゴニア・ベイサイド・アウトレット前)で、主催イベント「YOKOHAMA 冬ホタル」が開かれており、親子連れなどおよそ1000人が参加。クラフトワークショップ体験や、アーティスト・佐藤潤さんによるライブを聞くなどイベントを楽しんでいた。日も落ちて「冬ホタル」をテーマにした「プロジェクションマッピング」の会場で、達成までのカウントダウンの呼び声がかかる中、寄付者1万人が達成。様子を見守る参加者たちからは、拍手が起きた。

 同NPO理事長・角田東一さん(69)は「とても嬉しい。基金を作っての4年間いろいろあったが、1万人のみなさんの意思表示を後ろ盾に、今後はますます、行政や議員、事業者など各方面に強力な働きかけをしていくつもり。将来、ホタルが舞う森を残していくために、今後もひき続き、みなさんの支援をお願いしたい」と話す。問い合わせは、同NPOのHPまで。

(注1)イギリスのボランティア団体「ナショナル・トラスト」によって行われた活動を原型としており、保護させるべき地域を設定して買い上げ、次世代に伝えていくために管理・保全していく活動。

【関連リンク】
▽横浜・瀬上沢の森を守ろう!寄付者1万人アクション
http://www.thecleanestline.jp/2012/03/segamizawa.html
▽特定非営利活動法人・ホタルのふるさと瀬上沢基金
http://www.segamikikin.org/
▽ホタルのふるさと瀬上沢基金(Facebookページ)
http://www.facebook.com/segamikikin
▽かなチャリWEB
https://kanachari.jp/