障がい者が地域社会の一員として社会参加できる環境促進を!・NPO法人スローライフ 障害者地域活動支援センタ

「スローライフ 障害者地域活動支援センター」は、就労することが困難な障がい者を受け入れ、地域の一員として健常者と共に社会参加できるよう環境促進を目指して活動しているNPO法人です。今回は代表の土岐彬さんにお話をうかがいました。

1985年に前身となる「作業所」が開設

1979年に鎌倉市で初めて身体障がい者のための地域作業所として開設された「よあけ作業所」。その「よあけ作業所」から1985年に分離独立し、周藤元さんによって開設された「第二よあけ作業所」が「NPO法人スローライフ 障害者地域活動支援センター」の前身です。その後、二階堂、西鎌倉と移転をした後、現在の腰越へと移転しています。2005年4月にNPO法人(特定非営利活動法人)障害者地域作業所として認可されると同時に「第二よあけ作業所」から名称を変更し、現在に至ります。

現在行っている主な活動

「障害者地域活動支援センター」では、毛糸編みや布編みなどの小物製品の作成や野菜の販売、パソコンを使った作業や新聞広告の折り込み作業など、一人ひとりの障害の状況に応じて活動しています。またそれらの収益活動の外にも自己表現力を養うため、絵画や手芸、俳句教室などの趣味的な活動にも積極的に取り組んでいます。1日平均で10名ほどが作業などをしています。

「スローライフ」では他にも「移動支援事業」という事業も行なわれています。「移動支援事業」は、外出が困難な障がい者が充実した日常生活を送ることができるように、ガイドヘルパーと呼ばれるヘルパーさんを派遣して、社会参加などに必要な外出時の支援を行なうというものです。自分ではなかなか外に出ることができない人達もデパートで買い物をしたり、少し遠くに出かけたりすることができるなどさまざまな用途で利用されています。常勤の職員も含めて40名から50名ほどで運営されていて、鎌倉市内を中心に100名ほどの利用者がいます。

土岐さんが代表になったわけ

土岐さんが代表を務めるようになったのは「スローライフ 障害者地域活動支援センター」がNPO法人に移行してから数年経った2008年のことです。もともとは会社員として企業に勤めていましたが、前代表と知り合いだったこともあって、前代表に代わって代表になり、今年で9年目を迎えます。きっかけはご自身の子供が重度の障がい者で、「子供がお世話になっていたのが大きくて、会社を辞めたら、施設に恩返しをしたいなと思っていたのが発端」と土岐さんは当時のことを話していました。

障がい者が地域社会の一員として健常者とともに生活し、社会参加できる環境を促進していくとともに、地域社会と「共に生きる」をモットーに、活動自体が地域の人々にオープンであり、作業所がふれ合いや出会いの場となるように「スローライフ 障害者地域活動支援センター」は今後も活動をしていきます。

(取材・文:山田康平)

寄附・活動についてのお問合せ

特定非営利活動法人 スローライフ 障害者地域活動支援センター

〒248-0033
鎌倉市腰越4-9-8
開所時間:午前8時半〜16時半
電話/Fax:0467-32-0737
E-mail  :nposlow@yahoo.co.jp

山田康平(プロフィール

1992年生まれ。横浜生まれ鎌倉育ちの神奈川県民。好きなプロ野球球団は横浜DeNAベイスターズ、好きな食べ物は崎陽軒のシュウマイです。官民連携やトライセクターに関心があり、将来は行政やNPOに関わりながら、まちのため、地元のために働きたいと思っています。